人物名鑑
山本八重 Yae Yamamoto |
砲術使い。砲術師範の家に生まれた事で幼い頃から銃を学ぶ。 薙刀も剣術もやるけど力まかせのパワー型。 足も早いが手も早い。何にでも興味を持つ性格な上に負けず嫌いの性格が功を奏して、武家の子女の常識のみならず藩の学問や西洋の知識も興味津々。花嫁修業よりも射撃の訓練がしたい。 曲がったことが大嫌いな頑固者。 得物:スペンサー騎兵銃、エンフィールド銃 |
高木時尾 Tokio Takagi |
八重の近所に住む幼馴染。 書道や礼儀作法に通じており、お城では照姫さまの祐筆を務めている。 おとなしいけど周りには流されないブレない娘。大抵の事は習えば習った通りにこなせてしまう、とっても器用なタイプ。家事万能で面倒見が良いお母さん的性格。 八重の無茶にも付き合う律義者。 得物:短刀、脇差(たまに池田鬼神丸国重) |
中野竹子 Takeko Nakano |
薙刀使い。 大都会・江戸生まれ江戸育ちの会津藩子女。 薙刀の腕は江戸住まいの各藩子女中に並ぶ者なし。和歌の才能にも溢れ、書道も華道も高い評価を受ける完璧超人。しかも評判になるくらいの美人。 多くの藩の奥方様にスカウトされた才色兼備な人だけど、気が強いのが玉にキズ。 得物:綾取薙刀 |
中野優子 Yuko Nakano |
薙刀使い。 竹子の妹で姉と同じく江戸生まれ江戸育ち。 黒船が来航した年に生まれたので開国以前の時代を知らず、割と新しい文化を受け入れる性格。要領の良い性格で、完璧すぎる姉に憧れていろいろ真似しているので文武とも相当な腕前。 姉の落ち着きぶりを見習いたいけど甘い物やお菓子の魅力には勝てないお年頃。 得物:上杉長巻 |
山本みね Mine Yamamoto |
八重の兄・覚馬の娘。 砲術師範の娘という生まれだけでなく姉的存在である八重の影響を受けて銃や西洋の学問に興味を持つ少女。 生まれて間もなく父が京都に赴任しているため父親の顔を知らず、まだ7歳でありながらちょっと大人びた考えをしててむしろ八重より物分りが良かったりする。 名前は磐梯山にちなんで「峰」と書くけど漢字はまだ覚えてない。 |
・こども時代の八重さん
やんちゃそのもの。着物は自由奔放に着こなして野原を駆け巡っている。足の速さや木登りでは男の子に負けないくらい。基本負けず嫌いはこの頃から。
・青春時代の八重さん(平時)
成長して娘らしく……というのは表向き。年相応にいろんな習い事や教養を身に付けてはいるけれど中身はまだまだ子供っぽい。花嫁修業もそっちのけで銃の訓練を続けている。
・青春時代の八重さん(訓練姿)
狙撃性能を改良した銃で訓練している日々。周りの娘たちと薙刀稽古もこなしつつ別に射撃の腕も磨いており、もはや武闘派の道まっしぐら。
・戊辰戦争時の八重さん
弟の形見である会津正規兵の軍服を仕立て直し、マンテルを羽織ってスペンサー銃を手に夜襲へ向かう姿。髪も短く切ってまとめている。
娘子隊
会津戦争を戦い抜いた女性だけの部隊。正式な部隊ではなく、「照姫を、会津を守りたい」と立ち上がった有志が敵の侵攻による混乱の中で集まった自発的自然的な一団。
・中野竹子(娘子隊)
女性たちだけの部隊「娘子隊」の隊長格となり敵だらけの戦場を駆け抜けた姿。男物の装備に身を固めて薙刀を振るって戦った。
・中野優子(娘子隊)
姉に一歩及ばないまでも技は藩内トップクラス……と腕は確かだけど竹子の後ろをついてまだまだ甘えたい姉さまっ子。
・依田菊子(娘子隊)
優子より2歳年上の少女。新政府軍と戦って戦死した義兄の仇討ちのため立ち上がる。家にあった刀5本全部装備している。
・神保雪子(娘子隊)
動乱の中で夫を失った若き未亡人。実家で家族とともに死ぬつもりでいたので白装束で、まったく武装していない状態。
・平田小蝶(娘子隊)
「娘子隊」の副長格となった頭脳明晰な少女。竹子の3歳下で、薙刀の師匠の元に養女入りした際に義理の姉妹関係になっている。
・平田吉(娘子隊)
小蝶の妹。優子とは同い年で江戸屋敷での幼馴染関係。おとなしい子であまり自己主張しないタイプ。
・原蓮子(新選組)
会津藩士の娘だが、戦いの中で母と姉を失ったところを新選組に救われてそのまま一緒に戦う。隊士たちからは戦友と認められている。